カズオルヴァル（2017年生、母アントワープ）
Kazu Orval
2017.03.09
カズオルヴァル（2017年3月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+ベルギーの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したアントワープが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって1,836万円で落札された。
安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
10月14日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。
10月20日、連闘で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
3歳（2020年）
2月16日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
3月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
3月28日、中2週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオーシャンズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。
7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。
7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。
9月20日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。
4歳（2021年）
2月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。
2月27日、中2週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。
3月20日、中2週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。
5月15日、中7週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。
6月12日、中3週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。
8月6日、中7週で迎えた14戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、柿の木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。
8月20日、中1週で迎えた15戦目は、真夏のアフター6!楽天競馬賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
10月8日、中6週で迎えた16戦目は、つる座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。
11月5日、中3週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ムーランルージュ賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のフルークツォイクをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。
5歳（2022年）
3月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
デビュー前
1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって1,836万円で落札された。
坂井英光厩舎（大井）へ入厩。
4月22日、中5週で迎えた19戦目は、かに座特別（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
5月12日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマウントポジションをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
7月1日、中6週で迎えた21戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、カイピリーニャ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパルヴニールを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
7月13日、中1週で迎えた22戦目は、オーストラリアンターフクラブ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
8月19日、中4週で迎えた23戦目は、ホッケータウン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったトップアメリカンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
12月27日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、KRAトロフィー（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。
6歳（2023年）
1月26日、中3週で迎えた25戦目は、芋洗坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。
2月22日、中3週で迎えた26戦目は、大黒坂賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。
6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。
6月26日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
8月2日、中4週で迎えた29戦目は、クレイジーソルト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。
7歳（2024年）
1月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。
2月14日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。
2月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。
3月29日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフィティアンガに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
4月18日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた34戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、雛芥子特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。