テイエムマタドール（2020年生、母テイエムクリスタル）

テイエムマタドール（2020年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+闘牛士(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時15歳）と交配したテイエムクリスタルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高テイエム牧場株式会社。主な勝ち鞍は2023年のKYUSHU DREAM賞。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3歳（2023年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、オルタードに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のケネディテソーロに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のカーターテソーロをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の鳥待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5月27日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。