ハクサンバード（2020年生、母ハクサンサマー）

ハクサンバード（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鳥」。毛色は栗毛。種牡馬のハクサンムーン（当時11歳）と交配したハクサンサマーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の奥能登国際芸術祭開幕1週前特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

4月30日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着を確保した。

6月25日、中3週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったアルタビスタに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月16日、中5週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、奥能登国際芸術祭開幕1週前特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノファルコンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた7戦目は、いしかわ百万石文化祭開幕まであと4日賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のMRO金賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったノブノビスケッツに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

デビュー前

加藤和義厩舎（金沢）へ入厩。

12月4日、中6週で迎えた9戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスカミーリョに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2024年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、勝ったシゲルソロソロにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月16日、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のナチュラルリバーを半馬身振り切って3勝目をマークした。

5月18日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスのオーストラリアトロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの長浜特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月10日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のルージュスエルテを3/4馬身振り切って優勝