エスカミーリョ（2020年生、母サルスエラ）

エスカミーリョ（2020年4月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「オペラ、カルメンの登場人物。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したサルスエラが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2023年の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞(一般C2十二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、シルク・ホースクラブによって4,400万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月28日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

8月13日、中5週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジュジュジューンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリアンツァを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、相羽あいな生誕記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマアビセタオシを途轍もない末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、香林坊ツリーファンタジー賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイチエヌバンピーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

11月19日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、牧野克己初孫誕生記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワルツフォーデビーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったハクサンバードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したマクシミリアンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月26日、連闘で迎えた13戦目は、とわ君3歳お誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモズアンカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、北陸新幹線で行こう加賀温泉郷杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサッキールビアノに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、能登半島地震復興支援杯6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレミアマインを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、川崎祐次誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハガネに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。