ゴールデンバード（1995年生、母ナリタレッドバード）

ゴールデンバード（1995年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時10歳）と交配したナリタレッドバードが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月7日、デビュー戦は常石勝義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（1998年）

5月23日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプリモアモーレに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したユウローリエを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のテンザンキラリに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

4歳（1999年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月29日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたトキノアルメニア決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（2000年）

2月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた24戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた28戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したキシュウサンライズに3/4馬身届かず2着となった。

6月3日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したワンダーブランニュを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたスイートテンダイヤ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月9日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月23日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた33戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートキャティをクビ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた37戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた38戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォルナリーナをクビ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

6歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。