ブレイクナイン（2006年生、母カフェテラス）

ブレイクナイン（2006年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ビリヤードでナインボールの１番すごい技」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したカフェテラスが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロルマンに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の山桜賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハギノバロンドールをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

9月20日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

4歳（2010年）

1月23日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月2日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のインプレッシヴデイをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（14戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたミカエルビスティー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（2011年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

6歳（2012年）

4月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

9月23日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。