インプレッシヴデイ（2007年生、母マルターズマグピー）

インプレッシヴデイ（2007年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「感動的な日」。毛色は芦毛。種牡馬のアポインテッドデイ（当時6歳）と交配したマルターズマグピーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサウンドバリアーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2010年）

2月20日、中9週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月6日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したブレイクナインにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2011年）

4月17日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の姫島特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5歳（2012年）

2月5日、中5週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のマイルストーン賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月29日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた25戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングロンシャープを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2012エクセレントジョッキーズトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた29戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒラボクビクトリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月20日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

11月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。