ジャンジー（2006年生、母アートギャロップ）

ジャンジー（2006年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「約束（インドネシア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したアートギャロップが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の一般D2-1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、池田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって157.5万円で落札された。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2009年）

4月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

6月10日、中6週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るルピナスリーズンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた4戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマゴコロを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、むかわ町穂別地球体験館特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた6戦目は、「うらかわ馬フェスタ」特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-1（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るティアップアケヒメを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、サッポロ生ビール特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた9戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、カノープス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた14戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2010年）

1月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた17戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3六七八ウ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3十11十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はシノギダンサーと並んで6着同着となった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3三四イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。