ヴェアリアスハート（2011年生、母ミヤジプロスパー）

ヴェアリアスハート（2011年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「様々な勇気」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時9歳）と交配したミヤジプロスパーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C2六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村中牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月12日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月4日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のブラックグランデに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のユキノアカツキに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヤマニンジュニパーをハナ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。