デスマッチ（2013年生、母カルストンツバサ）

デスマッチ（2013年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「死闘（和製英語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したカルストンツバサが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のクリスマス特別(一般C1b)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ホース・クラブ・ストレッチによって216万円で落札された。2歳のとき、沖田哲夫から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、泉一郎によって594万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月29日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3歳（2016年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月20日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

6月18日、中6週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、マコトシャムロックにクビ差交わされて2着となった。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた12戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたマリンランプ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、たけひろカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメディタレーニアンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月1日、連闘で迎えた15戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモメイフェアに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメモリーサクセスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、連闘で迎えた17戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のキセキノケイフを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた18戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4月4日、中6週で迎えた21戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた22戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた23戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。