メモリーサクセス（2013年生、母メモリーフローラ）

メモリーサクセス（2013年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋成功」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時12歳）と交配したメモリーフローラが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年のサフラン特別(一般A3a)。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月10日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月27日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月2日、中9週で迎えた6戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアデプタスメジャーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C7（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、シラハギ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイエムタービンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデスマッチに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリョーシンヒナタにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティアポロンに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、竹島海岸特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスターオーシャンに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月27日、中2週で迎えた13戦目は、如月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイケイオリオンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、うお座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、高須シヅ記念杯（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトラヴィスを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

5月2日、中4週で迎えた16戦目は、新緑特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で友森翔太郎騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリョーシンヒナタを半馬身振り切って9勝目を手中に収めた。

6月6日、中4週で迎えた17戦目は、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で友森翔太郎騎手（11戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスターオーシャンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、悟史君沙也香さん結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で友森翔太郎騎手（12戦10勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリョーシンヒナタを強烈な末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で友森翔太郎騎手（13戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったアセイラントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で友森翔太郎騎手（14戦11勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、ブーゲンビレア特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で友森翔太郎騎手（15戦11勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアネラノヘアに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月31日、中5週で迎えた22戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で友森翔太郎騎手（16戦12勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイサムライを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす