マルイチタイセイ（1993年生、母ハーバアツコ）

マルイチタイセイ（1993年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロティターン（当時15歳）と交配したハーバアツコが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川一男。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の高砂特別(900万下)。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月23日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は534kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

8月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、イラヒストームに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月25日、中0週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中0週で迎えた11戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエスケイリップに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（8戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、タイアポロンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエストレヤに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のレッツゴーチャンスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのシリウスステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた17戦目は、石清水ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた18戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

7月13日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のリメンバーハンデキャップ（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（12戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

9月7日、連闘で馬体重を前走から26kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（14戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（15戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（16戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（17戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は川合達彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた29戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（18戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5歳（1998年）

2月1日、中5週で迎えた32戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。