ワンダーヘルト（2012年生、母キルシュブリューテ）

ワンダーヘルト（2012年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋勇者（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時17歳）と交配したキルシュブリューテが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C26。

経歴

デビュー前

1歳のとき、対馬正から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月28日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月4日、中4週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、名古屋けいば応援記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、金シャチけいば応援記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタラレバに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、万両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネトシハートフルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、ハボタン特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したグランポルトスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリミティブライフを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた16戦目は、真輝・奈緒美結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（10戦2勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ミスアンジーに交わされて2馬身半差の2着となった。