ミツアキヴィクトリ（1991年生、母ポートアイランド）

ミツアキヴィクトリ（1991年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のミヤシロオー（当時12歳）と交配したポートアイランドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川哲也。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回、地方17戦3勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

8月21日、デビュー戦は西園正都騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は510kg。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アインファーストに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシノパルスに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のセンノエイティーをハナ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、イズミカメリアに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3歳（1994年）

1月15日、中5週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 雪/稍重）に53kgの斤量を背負って出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンノエイティーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目をマークした。

2月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月22日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、白山特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1995年）

1月13日、中4週で迎えた15戦目は、アラ系一般B1 B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた19戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のキノアトラスに3/4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月25日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトプリンスに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月4日、中3週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のリキスタイムをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

10月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた26戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1996年）

11月24日、約13か月の休養明けで迎えた27戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた28戦目は、北浦充騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北浦充騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。