ランテイジョ（2006年生、母ハイフレンドバード）

ランテイジョ（2006年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「蘭亭序。中国の書物」。毛色は栗毛。種牡馬のムタファーウエク（当時10歳）と交配したハイフレンドバードが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（有）高友産業。戦績は、中央平地8戦0勝、地方38戦6勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C1三。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月10日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた6戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月13日、中6週で馬体重を前走から39kg増やして迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフレンドタイムに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスダンサーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒドゥンゴールドを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月29日、中4週で迎えた12戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサラスヴァティーを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

3月13日、中9週で馬体重を前走から30kg減らして迎えた16戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた17戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

7月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、夏の見附島特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月3日、中0週で迎えた20戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のファインフレスコに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、うぉ～た～お誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、蓮華山大相撲特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（8戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦4勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、志賀町名産ころ柿特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた28戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサフランチカラに1馬身の差をつけて優勝

5歳（2011年）

1月5日、連闘で迎えた29戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた30戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた31戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた32戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた34戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、座禅草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた35戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、笠松町商工会特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた36戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた37戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた39戦目は、花音競馬場デビュー記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた40戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた41戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた42戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、秋月律子いっぱいいっ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた43戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた44戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた45戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた46戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。