サラスヴァティー（2006年生、母ハッピーパレット）

サラスヴァティー（2006年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「インド・芸術、学問の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したハッピーパレットが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方35戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月14日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中4週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B7（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウィンブローシュを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサガミノエイユウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の喜中勇登君お誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクボヌールを上がり0位の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のファインリダをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦の中井久泰・志保・泰志記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（11戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（15戦3勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイワノイノリを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（16戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したランテイジョを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中7週で迎えた25戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアグネスセブンを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

4月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったレインボースターに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったマイネルガルボに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイヨーグリーンを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って4勝目を奪取した。

7月20日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた34戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松平幸秀騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。