ウィンブローシュ（2006年生、母ラブリートリート）

ウィンブローシュ（2006年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したラブリートリートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、地方26戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の夏の手取峡谷特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林武雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、若林武雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって210万円で落札された。

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2009年）

5月12日、デビュー戦は米倉知騎手を鞍上に据えて、3歳B7（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサラスヴァティーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラマーキュリーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた5戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナツノミラクルを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（5戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-4（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンチョウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒドゥンゴールドを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファインフレスコに2馬身半の差をつけて制した。

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、千里浜特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルマリルに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、小松安宅の関特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、輪島窓岩特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月2日、中0週で迎えた21戦目は、岬に広がる能登遠島山公園特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

7月12日、中0週で迎えた22戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた23戦目は、夏の手取峡谷特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイエムアイドルを半馬身差し切って6勝目をマークした。

8月24日、中1週で迎えた24戦目は、金沢表具特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、中川健太生誕記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、祝・誕生日近森町子大賞典（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。