キタカミシロボシ（1985年生、母スリーウエル）

キタカミシロボシ（1985年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンシングキヤツプ（当時17歳）と交配したスリーウエルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際好治。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林長治厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1987年）

6月8日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホウニンメゴヒメをアタマ差制して初白星を挙げた。

7月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホウニンメゴヒメに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月3日、中3週で迎えた3戦目は、新田守騎手を鞍上に迎えて、3歳（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホウニンメゴヒメをクビ差制して負け無しの3連勝を決めた。

10月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新田守騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイセイケーオーに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の南部駒賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新田守騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシヤドウイメージからクビ差の2着に甘んじた。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の東北サラ3才チャンピオン（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新田守騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1988年）

5月28日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で新田守騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールワンから2馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、昆貢騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で昆貢騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で昆貢騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で昆貢騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で昆貢騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で昆貢騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で昆貢騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中6週で迎えた15戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上400万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗田伸一騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗田伸一騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗田伸一騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で栗田伸一騎手（9戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で栗田伸一騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のピオネに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2月3日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で栗田伸一騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で栗田伸一騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で栗田伸一騎手（13戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で栗田伸一騎手（14戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したトウカイシャークにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月15日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で栗田伸一騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で栗田伸一騎手（16戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。