シャルルマーニュ（2015年生、母エイブルアロー）

シャルルマーニュ（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時8歳）と交配したエイブルアローが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。2017年の東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2017年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスカーレットカラーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウォーターパルフェに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、抜け出したコスモイグナーツにハナ差届かず2着となった。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた6戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

3歳（2018年）

2月10日、中5週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月29日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイスバブルに5馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

9月1日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイレイションに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月4日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、フローレスマジックに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4歳（2019年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず最後はマイネルネーベルと並んで6着同着となった。

3月17日、中4週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月22日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2019年10月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。