キタノマナザシ（2017年生、母スナークスマイル）

キタノマナザシ（2017年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋まなざし。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時10歳）と交配したスナークスマイルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は見上牧場。主な勝ち鞍は2020年のブリザード特別。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月15日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

6月14日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず17着に終わった。

7月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、びらとり温泉美味い宿ゆから賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミユキアウグストスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタサンレイワに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月8日、中2週で迎えた9戦目は、一般C33 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で仲原大生騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のマキシラリアに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月17日、連闘で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、トレニア特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイモンクラブに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、大雪山麓上川アイヌ日本遺産特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のツクバハナコに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月16日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブリザード特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノボユキに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、二鷹賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグマナスティに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月29日、中3週で迎えた15戦目は、川崎競輪全日本競輪杯（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイクノミライに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。