クレバーデステニー（2009年生、母ウエストエスケープ）

クレバーデステニー（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋運命」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時24歳）と交配したウエストエスケープが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ファーストビジョンによって483万円で落札された。2歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、田邊正明によって1,050万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトウショウブームを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタンブルブルータスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハタノアブソルートを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月18日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月26日、中8週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

12月24日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったトーセンナスクラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（10戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

9月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（11戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。