メイショウエゾフジ（2010年生、母ミスティックライト）

メイショウエゾフジ（2010年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋蝦夷富士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したミスティックライトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）太陽牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の青島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、マトリックスコードにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた4戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はエリモジパングと並んで7着同着となった。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

11月26日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4歳（2014年）

5月16日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレインボーズエンドに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージートパーズに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデステニーアローに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月3日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のラブラバードを3/4馬身振り切って優勝

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月18日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武幸四郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武幸四郎騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

5歳（2015年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。