エリモジパング（2010年生、母エリモアテナ）

エリモジパング（2010年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中世・近世ヨーロッパでの日本の別名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したエリモアテナが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。主な勝ち鞍は2017年の鳴滝特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月8日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はメイショウエゾフジと並んで7着同着となった。

8月3日、中7週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、琉聖君誕生日記念5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったアドマイヤキンボシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月28日、中3週で迎えた4戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウイングロリオサに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、明日金曜も開催!第2回中京競馬（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカテリーナに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のディアリヴァルに7馬身3/4の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

5月22日、中4週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリアプロフィットに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2015年）

5月9日、約11か月半の休養明けで迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

6歳（2016年）

6月19日、約12か月半の休養明けで迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた12戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月20日、中8週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニチドウリュンヌをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

11月27日、中4週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7歳（2017年）

1月29日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

6月18日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず14着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイセイアプローズに2馬身の差をつけて5勝目を収める

11月18日、中2週で迎えた26戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8歳（2018年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月10日、中8週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月1日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた31戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って最後はブランドベルグと並んで11着同着となった。

8月4日、連闘で迎えた34戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた35戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた37戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9歳（2019年）

1月6日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた41戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。