ブランドベルグ（2012年生、母ウィンドハック）

ブランドベルグ（2012年4月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ナミビア最高峰の山名。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したウィンドハックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2016年の花見小路特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月22日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のララエクラテールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジェネラルゴジップに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタイセイアプローズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月16日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のティーエスネオをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

2月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、ナムラアンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月21日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ブレイヴリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中4週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2017年）

3月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

10月8日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、クリノヤマトノオーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた18戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6歳（2018年）

1月7日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のプリンセスルーラーを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

2月25日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4月15日、中6週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月7日、中7週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の豊明ステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい最後はエリモジパングと並んで11着同着となった。