タイセイチーフ（2016年生、母マキノチーフ）

タイセイチーフ（2016年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋組織の長」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したマキノチーフが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。主な勝ち鞍は2019年のセプテンバーフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛渡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって486万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月22日、中6週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2019年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月20日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンタコマに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月22日、中6週で迎えた13戦目は、由比ガ浜特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニヨドハンターに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、株式会社よみうりランド創業70周年賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、十人十色の予想士軍団賞Vol.4（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田功駿騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、あつぎ飯山桜まつり特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた18戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、忘れ雪賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた19戦目は、一緒に遊ぼうと邪神ちゃんは声をかける（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、百花繚乱特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月12日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、秋麗特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた22戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は早田功駿騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

5歳（2021年）

4月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた23戦目は、穀雨特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた24戦目は、風魔忍者legend of 小田原特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は早田功駿騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月16日、中2週で迎えた25戦目は、見返り美人特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた27戦目は、日々草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。