ブレスユー（2008年生、母ブレスマイソウル）

ブレスユー（2008年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お大事に、あなたに祝福を。母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時14歳）と交配したブレスマイソウルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額945万円（4.73万×200口）で一口馬主が募集された。

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3歳（2011年）

2月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雪/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月13日、中8週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた4戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルヨパトリオットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

6月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したサンセットバラッドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月1日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、リトルエデンに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカリナンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。