ファインユニバース（2010年生、母ファインカフェ）

ファインユニバース（2010年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したファインカフェが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方33戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の増田蔵の日レース(一般B1二)。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月27日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2013年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた12戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳A（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた14戦目は、室根高原牧場まつりレース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンノワゼットに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、府中のスタンドからも岩手に愛を（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、CITY STORY杯（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた17戦目は、宮古新里まつりレース（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、増田蔵の日レース（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャークに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、秋嶺賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた20戦目は、ベリルレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったガラパにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた21戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた22戦目は、スノードロップレース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月11日、中1週で迎えた23戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のニューイヤーカップ JBC2014（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた24戦目は、溢れる感動スタートレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた25戦目は、アルクトゥールスレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた26戦目は、菜の花レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴウイモンを半馬身捉え切れず2着となった。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、いわてびと・わんらじお賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月21日、中6週で迎えた30戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた31戦目は、盛岡ブランドレース（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた32戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2十（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（15戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた34戦目は、コスモバルクメモリアル（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（16戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた35戦目は、グリーンチャンネルカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（17戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、洋野産高級しいたけレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（18戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた37戦目は、北三陸冬の市レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（19戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた38戦目は、一本杉清水レース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（20戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（21戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（22戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（23戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（24戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5歳（2015年）

1月4日、連闘で迎えた43戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（25戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた44戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（26戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。