スズヨダンサー（1999年生、母バニラエッセンス）

スズヨダンサー（1999年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時15歳）と交配したバニラエッセンスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1二三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、明成牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、明成牧場から「八戸10月市場サラブレッド2歳」に上場され、鈴木与四郎によって525万円で落札された。

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミラクルレイクに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（2002年）

1月6日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月18日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したコユキにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2003年）

6月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2一イ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のブルーアドボーイに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦のカーネリアン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジアンジュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレオコウテイをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

9月10日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイパワーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中2週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のトモノイグザンブルに4馬身の差をつけて制した。

11月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦3勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月10日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。