カナリキケン（2018年生、母ブリリアントレイ）

経歴

デビュー前

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

11月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のコンソレーションに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2021年）

1月24日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの若竹賞（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月21日、中9週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクロフネミッションに2馬身半の差をつけて制した。

12月4日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

4歳（2022年）

1月10日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5月8日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダンツチョイスをクビ差振り切って3勝目をマークした。

8月6日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2023年1月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。