サンライズウルス（2018年生、母アルーシュ）

サンライズウルス（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+世話をする(インドネシア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したアルーシュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。2022年のベテルギウスステークス(オープン)に勝利した他、2022年の福島民友カップ(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月13日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモバニラを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したショウナンアストラにクビ差届かず2着となった。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のケイツーマルカに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤井勘一郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月6日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコロファルコンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4歳（2022年）

4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオンザラインに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月10日、中8週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

10月15日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギノアレグリアスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月20日、中4週で迎えた11戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したベルダーイメルにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中4週で迎えた12戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフィロロッソをアタマ差振り切って5勝目を奪取した。

5歳（2023年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2024年）

1月21日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

2024年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。