カガノワール（2018年生、母ケルティックハープ）

カガノワール（2018年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+黒(仏)。本馬の毛色より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したケルティックハープが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木下牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木下牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、香川憲次によって540万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月22日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3歳（2021年）

5月22日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったホウオウカーニバルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、サマーセール平取産馬応援賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったビービーミューズに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったセイウンブリスクに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、らんこし米食べま賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた14戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は七夕裕次騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雪/不良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェーマリンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月15日、中9週で迎えた20戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた21戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月8日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイナズマエミールを3/4馬身差し切って2勝目を奪取した。

6月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、愛車広場賞（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったフォーチュンキセキに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、ローズクォーツ賞（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。