ヒシカツヒトリタビ（2007年生、母ヒシファンタジー）

ヒシカツヒトリタビ（2007年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一人旅」。毛色は芦毛。種牡馬のヒシミラクル（当時8歳）と交配したヒシファンタジーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害11戦1勝。2011年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月28日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月27日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた11戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月20日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月4日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のキシリトールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた15戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた16戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月21日、中4週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月1日、中5週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月8日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2012年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。