ハナズティルト（2010年生、母トゥインクルタイム）

ハナズティルト（2010年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋傾ける。首をかしげるかわいい仕草より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時9歳）と交配したトゥインクルタイムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、M.タバートによって241.5万円で落札された。

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2013年）

9月29日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーイーグルに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳戦の長崎富士賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のピサノカルメンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月31日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4歳（2014年）

1月24日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、ユースフルステッキ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた8戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。