スイートビート（1992年生、母ブェゴウスイート）

スイートビート（1992年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスダビート（当時6歳）と交配したブェゴウスイートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地16戦0勝2着5回、中央障害1戦0勝、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の畜産杯(A)。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月4日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウィナーズウェイに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったビビッドアイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったアルペンウッセロにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、伸びてきたマキノムッシュ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セカンドメイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（1996年）

1月28日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた13戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた17戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、少林山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた22戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、白根山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月16日、中1週で迎えた24戦目は、畜産杯（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のニットウムサシに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月19日、中4週で迎えた25戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、榛名山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、妙義山特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の東国賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。