ストリクス（2013年生、母フレンチアウル）

ストリクス（2013年5月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「フクロウの属名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したフレンチアウルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエネルムサシに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトッコディルーチェ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中6週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデピュティプライムを半馬身振り切って2勝目を収める

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はF.ヴェロン騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4歳（2017年）

6月4日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったケイマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のクライシスに1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したディーズプラネットを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた13戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったスピーディクールにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。