ケイマ（2013年生、母アキノフライ）

ケイマ（2013年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「桂馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時10歳）と交配したアキノフライが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は徳本幸雄。2019年の笠松グランプリ(地方重賞)に勝利した他、2019年のゴールド争覇オープン(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

4月30日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したランドハイパワーに半馬身届かず2着となった。

7月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦のカンナ賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウハツハナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロマンコスモをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

4歳（2017年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月13日、中9週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のストリクスに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月2日、中3週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアディラートをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

5歳（2018年）

11月18日、約17か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦3勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6歳（2019年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（8戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（9戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（10戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた15戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラエールに約11馬身の大差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月7日、中3週で迎えた16戦目は、ルビー特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラバンザイに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスプリングガールに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月25日、中4週で迎えた18戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサクラレグナムに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月22日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウォーターマーズに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月29日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、地方重賞のゴールド争覇オープン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポルタディソーニに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のアドマイヤムテキに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月21日、中3週で迎えた22戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、瀬戸特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルサリューエを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

7歳（2020年）

5月22日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、桂坂賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。