レディフォース（2020年生、母マザーロシア）

レディフォース（2020年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性+力。力強く駆ける」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時12歳）と交配したマザーロシアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田好紀によって1,540万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月25日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリノエを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月13日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイデンタワーを豪快な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上2勝クラスの清洲特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のスマートアイをアタマ差振り切って3勝目をゲットした。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスの秋嶺ステークス（東京ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で長岡禎仁騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（2024年）

2月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で長岡禎仁騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエルゲルージを3/4馬身振り切って4勝目を収める

3月26日、中4週で迎えた7戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で長岡禎仁騎手（6戦4勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。