メイデンタワー（2020年生、母アゼリ）

Maiden Tower

2020.04.13

メイデンタワー（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アゼルバイジャン、バクーにある建造物」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したアゼリが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月25日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトモジャシーマを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったニジュウダンサーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月28日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレディアスに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中7週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、レディフォースに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプラチナジュビリーに5馬身の差をつけて優勝

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月17日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4歳（2024年）

2月24日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月28日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。