コスモスマイル（2010年生、母ミッチースマイル）

コスモスマイル（2010年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時18歳）と交配したミッチースマイルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のSPAT4プレミアムポイント賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、厚賀古川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって483万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月13日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた2戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボールドタイドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロナデシコを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスマートノワールを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月21日、中6週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた12戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンエクセルに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月23日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたゴールドグローバル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンクロニシティを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、姫椿賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦2勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月18日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、山吹特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、2014千葉サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、薄暑特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したチャンピオンゴッドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキモンビーリッチをクビ差だけ差し切って6勝目を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた29戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のシゲルリンゴに2馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

8月21日、中3週で迎えた30戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた31戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、すすき賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマルモリロイヤルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた33戦目は、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた34戦目は、森のハーモニーカッピー特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた35戦目は、菊花特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた36戦目は、カトレア賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた37戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。