マルモリロイヤル（2011年生、母ソノフェリーチェ）

マルモリロイヤル（2011年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時9歳）と交配したソノフェリーチェが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。2014年の優駿スプリントトライアルで2着に入った他、2014年の優駿スプリント(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セントラルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2013年）

9月4日、デビュー戦は瀧川寿希也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トキノセレブに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中4週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったヒカリカラノーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタカボッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の夏木立特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイスパークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアピアを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月25日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモスマイルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中2週で迎えた9戦目は、しずおか爽秋特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るポッドアレットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた11戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で瀧川寿希也騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったサーマウントに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で瀧川寿希也騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた13戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で瀧川寿希也騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた14戦目は、アクアマリンスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で瀧川寿希也騎手（10戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた15戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で瀧川寿希也騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたダテノトライアンフ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた16戦目は、プレセペ賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で瀧川寿希也騎手（12戦3勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマスターエクレールを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月19日、中3週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月28日、中9週で迎えた18戦目は、’15 シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた20戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（13戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2016年）

9月20日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた22戦目は、10月10日銭湯の日記念（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレーザーをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6歳（2017年）

2月13日、中5週で迎えた24戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモグリズリーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた26戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

7月29日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、カーネリアン賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったロイヤルキングに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月28日、中3週で迎えた28戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

10月4日、中4週で迎えた29戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7歳（2018年）

5月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた30戦目は、あおば賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた31戦目は、北野壱哉騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた32戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野壱哉騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウチデノコヅチに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた33戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月29日、中3週で迎えた34戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。