ウチデノコヅチ（2012年生、母シーキングドーラ）

ウチデノコヅチ（2012年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「打出の小槌」。毛色は栗毛。種牡馬のディープスカイ（当時7歳）と交配したシーキングドーラが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。戦績は、中央平地15戦1勝、地方25戦2勝2着1回。2017年の大井競馬場グランドオープン賞(一般B2三)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

7月10日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハッピールミエールを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月9日、中3週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

11月2日、中4週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

12月20日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（2015年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリノリーソクツモに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月5日、中6週で迎えた12戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の先斗町特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2016年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月1日、中8週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた18戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず最後はムサシトレジャーと並んで6着同着となった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた22戦目は、すみだ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2017年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた24戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月20日、中0週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、オフト京王閣賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた26戦目は、大井競馬場グランドオープン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月9日、中2週で迎えた27戦目は、あおば賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた28戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月10日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のミルキーウェイ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カーネリアン賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた31戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた32戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6歳（2018年）

2月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた34戦目は、SPAT4プレミアムポイントアプリ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた35戦目は、駿馬賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた36戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモアリオーゾに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月11日、中3週で迎えた37戦目は、あおば賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

6月8日、中3週で迎えた38戦目は、ジェミニ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで懸命に走り抜いたが、勝ったマルモリロイヤルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた40戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

12月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた41戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた42戦目は、アデュー2018賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7歳（2019年）

1月22日、中2週で迎えた43戦目は、一般B2五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた44戦目は、競馬場で歩いて健康になろう賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた45戦目は、ハンデ戦の鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。