モエレカバーガール（2004年生、母マイライフスタイル）

モエレカバーガール（2004年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したマイライフスタイルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方38戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の一般C1六。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中村和夫によって1,890万円で落札された。

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2007年）

6月13日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブラックマイウェイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトカチヒビキに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったオウシュウヒカリにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のミスピルサドをクビ差振り切って優勝

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦の紫苑特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハイベットタイムをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月9日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキタサンキングオーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月7日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた9戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、コードテレグラムにハナ差交わされて2着となった。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦4勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤博紀騎手（12戦4勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤博紀騎手（13戦4勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤博紀騎手（14戦4勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、メープル特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤博紀騎手（15戦4勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤博紀騎手（16戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で佐藤博紀騎手（17戦4勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた19戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた22戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月9日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプラセールモアーに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

7月30日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクザンアントルメを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシナノロッキーをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

9月22日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマアーラウを半馬身振り切って8勝目を手にした。

10月6日、中1週で迎えた28戦目は、丹波焼陶器まつり特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒルズボスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月21日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウイビリーブに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月5日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキタイセユニバースをアタマ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた32戦目は、HBA協賛馬産地特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた33戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦7勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた35戦目は、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロケットガールをクビ差振り切って勝利数を12に伸ばす

3月10日、中2週で迎えた36戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（13戦8勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で川原正一騎手（14戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモエレロングランをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月29日、中2週で迎えた38戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。