ヤギリダイヤモンド（2002年生、母カウンティングレインボーズ）

ヤギリダイヤモンド（2002年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時11歳）と交配したカウンティングレインボーズが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地11戦0勝、地方31戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2四アイ。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月11日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2005年）

4月10日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（6戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（7戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月22日、中7週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフリートクリークをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月22日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデヴィルダイヴァーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイアンドトップに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカルラアプローズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、養老特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ハタキングオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月9日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のカミサカエに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングツークを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

5月28日、中3週で迎えた26戦目は、フラワーステージ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月20日、中9週で迎えた28戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6歳（2008年）

4月18日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、一般C2-11 12（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマッジョーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた35戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

6月12日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2十11（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた39戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた41戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた42戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したオージアを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。