ダノンボヌール（2017年生、母ダノンボンジュール）

ダノンボヌール（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+幸せ(仏)。幸せをもたらす結末を期待して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時10歳）と交配したダノンボンジュールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月26日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4月4日、中6週で迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、マリスドランジュにクビ差交わされて2着となった。

7月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のベラールに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月12日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスワーヴシャルルに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4歳（2021年）

8月21日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月30日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月21日、中2週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（5戦2勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2022年）

4月23日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた17戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、草笛特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケンシに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、蟹江特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた19戦目は、みよし特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナムライダテンに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、鱚特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、ゆり特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のディンゴに1馬身半の差をつけて制した。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のツェレトナーに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月19日、中4週で迎えた23戦目は、フルダッシュオープン（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、長月昇竜戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったコトブキハウンドにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、スズカゴウケツに交わされて2馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた29戦目は、師走昇竜戦（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2023年）

1月4日、中3週で迎えた30戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。