リョウマグリン（2009年生、母レディアトラクト）

リョウマグリン（2009年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時10歳）と交配したレディアトラクトが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）赤石牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦4勝2着4回。2011年のウィナーズチャレンジに勝利した他、2011年のサマーチャレンジ1で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月19日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイムデヴィアスをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンオブザマッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ1（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシャインリッジを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月21日、中0週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランデスボスケを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフォーティナイナーズサン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた14戦目は、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコルダに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のDW2012九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、パール特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルポンピオンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のコスモジュリをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ソーニに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた22戦目は、カーネリアン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた23戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた25戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。