チアズエンデバー（1990年生、母フイリバスター）

チアズエンデバー（1990年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカツテイングブレード（当時6歳）と交配したフイリバスターが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファンタストクラブ。戦績は、中央平地4戦2勝。1993年のすみれステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月31日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンコウブラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月14日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のテスコガリバーを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦2勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。