サンエイシャトル（2017年生、母ララサンタフェーズ）

サンエイシャトル（2017年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時23歳）と交配したララサンタフェーズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2019年のビギナーズカップ(M3)で2着に入った他、2019年の若鮎賞(M3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、千代田牧場から「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、鈴木雅俊によって1,728万円で落札された。

瀬戸幸一厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は菅原辰徳騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は449kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィルクザームに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳M3の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、シーサンプーターに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳M3のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコパノキャリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月6日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた6戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の思いきり遊べ!キドキドよみうりランド店賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2020年）

5月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレッザ特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、雷撃賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、雷雪賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2021年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、めんこ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。