シーサンプーター（2017年生、母ヌーヴォモンド）

シーサンプーター（2017年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「麻雀の役満の名前。顔の流星が珍しいことより」。毛色は鹿毛。種牡馬のロジユニヴァース（当時11歳）と交配したヌーヴォモンドが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。2019年の若鮎賞(M3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金蘭兄弟から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小林俊彦厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は山本聡哉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラブロックに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、2歳M3の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエイシャトルを猛烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月15日、中4週で迎えた4戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（リアルインパ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月22日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のGI（ジーアイ）登録品高級品岩手木炭賞（水沢ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3歳（2020年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の奥州弥生賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフレッチャビアンカに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦のORO開幕特別（盛岡ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた13戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、江差追分全国大会特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、さざんか特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、松山光プロジェクト特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月20日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた19戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた20戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた21戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月30日、連闘で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

5月30日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、ひるがの高原特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、オータムアタック（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた33戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、金風特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、時雨月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた35戦目は、楓葉賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツインシップに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた36戦目は、中京チャンピオンズCまで11日（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた38戦目は、冬の稲妻賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤利征騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

5歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた39戦目は、初春賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤利征騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

2022年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。