パシフィックギャル（2011年生、母アイランドファッション）

パシフィックギャル（2011年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「太平洋地域のギャル」。毛色は芦毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したアイランドファッションが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦1勝2着3回。2014年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入った他、2013年のアルテミスステークス(牝重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタケルファラオを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月7日、中9週で迎えた2戦目は、2歳500万下のアスター賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ウインマーレライにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた4戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたマーブルカテドラル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2014年）

3月21日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はマイネグレヴィルと並んで2着同着となった。

5月25日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。