ショウナンアルバ（2005年生、母シャンラン）

ショウナンアルバ（2005年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夜明け（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時6歳）と交配したシャンランが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着3回、中央障害2戦0勝。2010年のスワンステークス(G2)で2着に入った他、2008年の共同通信杯(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたタケショウオージ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るマッシュアップを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサダンディを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタケミカヅチを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

3月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦3勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

10月25日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露したが、6着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた9戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦3勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4歳（2009年）

1月5日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

10月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

12月20日、中6週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5歳（2010年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（9戦3勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードバリオスに半馬身届かず2着となった。

5月23日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東京クラウンプレミアム（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（10戦3勝）。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のエーブダッチマンに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルカフェニックスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（12戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた25戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

6歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた27戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（13戦4勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた28戦目は、G1の高松宮記念（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（14戦4勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた29戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（15戦4勝）。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（16戦4勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7歳（2012年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。